甲状腺は、のどぼとけの下にあり、蝶が羽を広げた形をしています。正常ではめんたいこの様な硬さで、厚みが数ミリほどなので触れてもはっきりわかりません。
甲状腺の病気は大きく2つ、「びまん性」と「結節性」に分けることができます。
「びまん性」は主にホルモンの異常がみられ(血液中に分泌されるホルモンの量が多い、又は少ない)、甲状腺ホルモンの検査が大切になります。画像診断(CT・エコー)はあまり重要ではありません。治療は投薬が中心です。
「結節性」ではほとんどホルモンに異常がありません。腫瘍が悪性か良性かの診断が重要で、そのため超音波、超音波、頚部CT、細胞診が主な検査になります。ホルモンの検査は良・悪性の診断にはあまり重要ではありません。治療は手術です(薬では治りません)。
※手術には、
藤沢湘南台病院にて5日間の入院が必要です。手術は当院長の呉吉男が執刀いたします。
「びまん性」の人からのアドバイスで、例えば「私は薬で治った!」というのは「結節性」の人にはあてはまりません。なぜなら“結節性”の人は手術が治療の第一選択だからです。
「びまん性」の人からのアドバイス「手術したから治った!」は「びまん性」の人には適当ではありません。なぜなら、“びまん性”の人は投薬が主たる治療法だからです。